日々草の唄

死ぬまで生きる日々のようす

人形制作日誌_151215

ここ最近はちび人形と7~9体目を同時進行で制作しているのですが、なんだか3体とも顔の造形が似通っているんですよね。
もちろん、表情とか雰囲気は違いますし、メイクとか髪をつけたら違う印象の人形になるのは分かってるんですが、もともとの造形が似てるんです。

 

とくに7・8体目は対の関係になるのであえて似せたというのもあるんですが…。

7体目と9体目にいたっては、全く関係なにのですが、なにやら悪だくみしてるような、かつ白痴的で美しく怪しい人にしたいと思っていたら、なんか似てきちゃったんですよね。

「現時点では」なので、9体目の顔はこれからもっと弄っていきます。

 

比較しやすいように、塗装前の写真を載せてみます。

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☝7体目予定(ほんとは既にメイクと髪貼り済)

 

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☝8体目予定(ほんとは塗装済、これから色付け&メイクなど)

 

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☝9体目予定(最近作り始めて、今の状態)


先日、これとは別でずっと着手してない、大きい頭部があり、ずっと教室に放置してるですが、とある生徒さんが「これ、龍さんの?」と聞いて、「いや、スイコちゃんのだよ」と師匠が答えたあと、「ほんとだ、言われてみればスイコちゃんが作る唇だ」と言ってまして、やっぱ傍目から見ても、傾向が分かるようになったんやなぁと思いました。

人形だけでなく、絵でも、写真でも、「これは○○さんの作品だ」と認識できるのは「作風」があるからなんでしょうが、「作風」って何なんでしょう。何でできちゃうんでしょう。

作ろうと思えば、技術的には全然違う造形の顔も作れるんですが、なんか今の気持ちを反芻させやすいのがこの造形の顔なんでしょうね。。。
う~ん、自分では、1体1体込めてる気持ちがかなり違うので、なんか造形が似てくるのがちょっと不服といいますか。
しかし、今はこの顔がしっくりくるので、なんともジレンマです。

 

だからといって、やめられないんですけどね★

 

スイコ