日々草の唄

死ぬまで生きる日々のようす

異色の鉛筆画3人展、開催中です

ただいま、ぎんけいさろん&ギャラリーにて「異色の鉛筆画3人展」を開催しております。

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「異色の鉛筆画3人展」
〜中井結・飴屋晶貴・西牧徹〜
(ゲスト:ひさうちみちお・犬養康太)
2015/10/14(水)〜10/22(木)※日曜休廊
13:00~19:00
ぎんけいさろん&ギャラリー
東京都中央区銀座1-16-5 三田ビル3階
入場無料

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自分は何かというと、期間中、不定期ですがここのスタッフをしております。

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☝会場風景です

中井サンは、ある理由からご自慢(?)のネコを封じられたことから「猫耳」の連作と足穂なBLものを出展されてます。

自分は割としつこく絵を見て、モチーフだの何だのを見つけたり、考察するのが好きなんですが、中井サンの作品は「これでもか!」と言わんばかりに、色んなエロティックな暗喩が詰め込んであってとても見てて面白いです。

会期中、大半在廊されるとのことですので、気になる箇所はご本人に聞いてみるといいかも知れません。

 

飴屋さんは、江戸川乱歩夢野久作といった、自分も好きな怪奇小説をテーマにした作品を出展されてます。

黒の塗りも、描きこみもすごいのですが、個人的には、紙の地の部分の残し(つまり、鉛筆画では白色になる箇所)具合の超絶技巧に、制作過程を想像するとクラクラしてきます。

特に、ある作品に蝉が描きこまれている(というか、浮かび上がっている?)のですが、すごいです。すごすぎて、なんかコワイです。

来場者の方は、まずこれが鉛筆画、それも原画であることに驚かれることも。

 

西牧さんは、旧作に大幅な加筆をした作品を出展されています。

西牧さんの作品の中でも、クマちゃんですとか、かわいいモチーフが描かれたものも数点。いつもインパクトのある、濃厚なエロスが魅力な西牧さんの作品ですが、今回展示している、「いつも」とは違った雰囲気の作品は、緻密で繊細な描画により引き寄せられます。あと、鉛筆で描いたとは思えない奇麗な「黒」もお見逃しなく。

 

10月17日には、時間は未定ですが、夕方ごろには御三方がギャラリーに集合されるとか。

 

自分もスタッフをしているかと思いますので、お気軽にご来場いただき、異色な鉛筆画をご堪能いただけましたら幸いです★