9体目の人形「吸血姫」の完成
4月がもうすぐ終わってしまいますね。
先日、9体目の人形が完成いたしました。
作品名:吸血姫
大きさ:51cm
素材:石塑粘土、サーフェイサー、アクリル絵の具、パステル、ウィッグ
制作期間:2015年12月~2016年4月
作品名からも分かるように、ヴァンパイアの種族の方です。
定番といえば定番なんですが、作ってみたかったのです。
うら若き少女の姿で何世紀も生きているうちに、残忍で冷酷になっていった彼女。
長年生きる屍として過ごした肉体には衰えが見え始め、髪は灰がかり、青白い血管が白い肌から透ける。
自ら胸に逆十字を刻み、静かに狂っていく…
というような感じですかね★
初の試みとして、3体目以降、マットな肌にこだわっていて、今回もマットな肌仕上げなのですが、実物をよーく見て分かるぐらいのこまかい粒粒で、最終的に表面をコーティングしています。
あと、写真ではなかなか分らないのですが、これでもか!というくらい血管を描いて、それが自然な病的(なんていう矛盾した表現!)になるようにしてて、とても楽しかったです。
非道で不埒で淫蕩にと、手塩をかけて育てた(?)おかげで、色んな表情をしてくれる人になったかなぁと思います。
たまに、すごく幼くて甘い顔をしているように見えるのは、自分の妄想のせいなのか定かではありませんが…
やはり、人形は実物に会っていただくのが1番なのね~と思うので、この人をお披露目する機会ができればよいのですが…
スイコ