【球体関節人形】2体目「真珠郎」制作動画
2013年8月~2014年4月にかけて制作した2体目の球体関節人形「真珠郎」の制作過程をスライドショーにしました。
名前の通りですが、横溝正史先生の小説「真珠郎」に思いを馳せて作った少年人形です。
主な材料は石塑粘土で、身長は63cmです。
「真珠郎」について語ると、思いっきりネタバレしてしまうので書きませんが、その白痴美の描写に何度うっとりとしたことか…
普段の作品の完成写真からだけでは分らない、全身の血管や、歯、肌の血色や、ホクロなども、見れるかと思います。
反面、人によっては不気味に感じる制作過程もあるかと思います。
苦手な方はご注意ください。
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動画制作にあたって感じたことなどポツポツと…
今制作している5・6体目が、もうすぐ塗装に入るのですが、完成に近づくにつて、寂しさを感じております。
4体目まではこんな感覚がなかったので、(その寂しさの理由はなんとなくわかっているのですが)不思議だなぁと思いつつも、過去の人形はどうだったろうと振り返っていたら、こんなスライドショーを作っていました。
完成したのは約1年半前なのですが、もう5年くらい過去のように感じます。
今作っている5・6体目とは違ういうか、やはり、その時の自分にしか作れなかった情念が詰まっているなぁと、技術的には今の方がはるかに成長しているのですが、今の自分にはこの人形は作れないなぁと思いました。
この人形も、来年3月にぎんけいさろん&ギャラリーで開催予定の3人展で展示する予定なので、ご都合がよろしければぜひ実物に会いに来てあげてください。